五常の滝

THE GOJO FALLS

奥武蔵の高麗郷の山林に佇む「五常の滝」は、武蔵横手駅から徒歩で30分ほどのところに位置し、滝上から滝壺までの落差がおよそ12メートルある美観に優れた滝である。水量は豊富で、滝を中心として木立に囲まれた一帯は夏も涼しく、年間を通じて滝壺に流れ落ちる優雅な水流を見ることができます。
「五常の滝」は、その昔、南北朝時代の武士たちが戦勝を祈願して、この滝で身を清めたという言い伝えが残っており、地域に根付いた必勝祈願の滝として知られます。滝の麓には石造りの不動明王が鎮座し、滝の守り神として地域の人々から親しまれています。

 滝の名称にもなっている「五常」とは、仁義礼智信という人が身につけるべき五つの徳を表し、仁は「思いやりの心」、義は「人が守るべき正しい道」、礼は「礼儀礼節を重んじる心」、智は「善悪を正しく判断する知恵」、信は「人に信頼される誠実さ」を表します。

 五常の滝は、参詣によって自らの身を律し、五常の教えを身につけることで人徳を磨き、その人徳によって必勝を祈願するという祈りの対象として、地域の人々に親しまれています。